サーバーに使用しているハードウェアは、本当に今インストールしようとしているバージョンに対応しているのか?
x86アーキテクチャCPUが対応してないということは、まず無いと思っていいです。
メモリに関しても同様です。DIMMかDDR DIMMか、RIMMか、なんて違いは全部ハードウェアが吸収してくれます。
HDD(ハードディスク)は、IDE接続であるならば、ほぼ間違いなく動くでしょう。
しかし、RAIDを構築するため、特殊なハードウェア(例えばSCSIやRAIDカード)を使用しているのであれば、
まず対応しているかきちんと調べた方が良いと思われます。
どういったハードウェアが使用できるかまとめられたものが、きちんと公開されてます。
FreeBSDのCD(Disk1)の中身を見てみると、
「HARDWARE.HTM」もしくは「HARDWARE.TXT」というものが用意されています。
このファイルに、現在、そのバージョンのFreeBSDで対応しているハードウェア一覧が書かれています。
FreeBSD 4.8RELEASEで対応しているハードウェアを今すぐ確認したいのであれば、こちらからどうぞ。
これを見て確認しておけば、まず間違いないでしょう。
ここに記載されているにも関わらず動かない、と言った場合、ハードウェアにトラブルが無いかどうか確認してください。
注意点があるとすれば、LANカード(Ethernet
Interfaces )に関して多少あります。
有名なメーカーのLANカードであれば「型番そのもの」がここに載っているのですが、
小さなメーカーのLANカードの場合、そのカードに使用されている「チップの型番」を確認して、
調べないと駄目な場合があります。
(一時期、廉価な10M/100Mbps対応として登場したRealTek
8129/8139チップ搭載LANカードとかがその例です。
このチップを搭載したLANカードが、様々な型番でいろんな中小メーカーから販売されました)
なお、、FreeBSDに対応しているハードウェアのほとんどは、
FreeBSD開発プロジェクトに関わっているボランティアの人々の功績です。
こういった方々への感謝を日々忘れないようにしましょう。
対応してないからといってハードウェアのメーカーに文句を言ってはいけません。
(メーカーにドライバを作成する義務なんてどこにも無いわけですから)。
最後に、どうしても対応しているかどうか分からなければ、実際にFreeBSDをインストールして動かしてみて、
対応しているかどうか確認する方法もあります。力技ですが。
しかしこの場合、ハードウェア自体は認識するものの、ドライバが正しくないために動かない。
…といった症状も引き起こす事があります。昔これでドツボにはまった事がありますので。
[一つ上に戻る] |